ヤバい!CCNA落ちた… そんなときに絶対やるべきこと5選

「インフラエンジニアへの転職のためにCCNAを受験したのに、残念ながら落ちてしまった・・」という方に向けて、この記事では、次こそ受かるために「CCNAに落ちたら絶対やるべきこと5選」を紹介しています。

今まさに、悔しい想いを抱えていたり、自信を失ってたりしているかもしれませんね。まずは、試験お疲れ様でした。

CCNAに落ちたら絶対やるべきことをお伝えする前に、まずはその悔しさや失った自信を、喜びや達成感に変えるという決意をしましょう!

次で、リベンジを果たすのです!!

筆者は過去に、ネットワークスペシャリストや情報セキュリティスペシャリスト(当時)などの、IT系資格を取ってきました。

また、会社員時代には若手の資格取得のサポートを行い、多くの社員がCCNAなどの資格を取得するのを見てきました。

その経験から、リベンジのお役に立てるように、CCNAに落ちたら絶対やるべきことをお伝えします。

受験するために勉強した知識や受験の経験は、必ず次に活かせます。忘れてしまったらもったいないですよね。

良い準備をして次こそCCNAに合格して、「むしろ一度落ちて良かった」と感じられるような未来にしましょう!

やるべきことその1:情報を整理する

次こそは合格するために、最初に受験についての情報を改めて整理しましょう。

再受験は6日後から

CCNAなどのCisco(シスコ)認定試験は、再試験ついて次のような決まりになっています。

“アソシエイト、プロフェッショナル、スペシャリスト、または CCDE 筆記試験を不合格となった場合、不合格となった受験日の翌日から起算して 5 日間、同一の試験を受験できません(引用元:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/exams/policies.html#~exam-policies)

試験に落ちてしまった次の日から、5日間は再受験ができないというルール。つまり6日目以降から最受験できることになりますね。

CCNA試験は短期間で再受験ができるので、前回勉強したことが頭に残っているうちに、再受験に向けた勉強を始められますよ。

落ちた原因を確認する

前回の試験で、残念ながら落ちてしまった原因を振り返って確認します。

次のような原因は思いつくでしょうか?

  • 勉強が足りなかった
  • 試験時間が短かった
  • 分からない問題が多かった
  • 知らない用語が出てきた
  • その他

このような原因が思いつく場合は、次回はしっかり対策をして受験しましょう。ただし、その対策だけで合格できると考えるのは、ちょっと危険かもしれません。

これら以外にも、ご自身では気付けていない問題があるかもしれないからです。

中には合格に向けて、ご自身では妥協無く準備をしてきたのに、落ちてしまった方もいらっしゃるでしょう。これ以上何をすれば良いのかわからず、自信を失ってしまっているかもしれません。

原因が分かっている方も分からない方も、合格するために大切なのは「万全の準備をすること」。

この記事でお伝えする「CCNAに落ちたとき、絶対やるべきこと」の中に、前回は取り組めていなかったことがあれば、その分はきっとプラスになるはずです。

やるべきことその2:勉強方法を見直す

勉強方法について、見直す点は無いでしょうか。

勉強方法というのは、ここでは「知識のインプット」のことを指します。

ネットワークの基礎知識を固める

「CCNA試験対策」用に知識を付けてきた方は、「試験対策」という観点ではなく、「ネットワークの基礎知識を体系的に学ぶ」という視点で勉強するのがおすすめです。

ネットワークの基礎知識を理解していることで、初めて見る問題であっても、一意に答えを導き出せるようになるからです。

ネットワークのプロトコル(仕様)は、厳密に定められています。例えばルーティングプロトコル(パケットを目的地に届ける仕組み)は、世界中のIPネットワークで同じ仕様です。そのため、仕様を理解していれば、初めて見た問題であっても「この状況であれば、このテーブルをみて、ここにパケットを送る」のように、論理的に正解に行きつくのです。

ルーティングを理解する

具体的に、ネットワークについてどれぐらいの理解が必要なのでしょうか。
おすすめなのが、まずはルーティングを完全に理解することです。

ルーティングとは、データを送信するための経路を決める仕様です。

例えば、次の動作はどのようなルーティングで実現しているか、説明できるでしょうか。

「会社のパソコンのブラウザを立ち上げ、URLを入力したところ、Webページが表示された」

どのように相手サーバーのIPアドレスを取得して、どのようにそのIPアドレスのサーバーにパケットを届けて、パソコンまでデータが届くのでしょうか。

このような経路について少しでも疑問がある場合は、ネットワークの基礎部分をさらに固める余地があります。

練習問題を解く場合についても、このようにルーティングを理解して回答できるように目指しましょう。正解の選択肢以外はどこが間違っているのか、すぐにわかるようになるとさらにGoodです。

略称は略す前の名称から覚える

ネットワークの用語では、略称が使われることが多くあります。
これらの略称は略す前の名称から覚えてしまうと、理解の助けになりますよ。

略す前の名称によって、何をするためのプロトコル(仕様・仕組み)なのかが理解できたり、似たような単語を使った名称が、関連付けて覚えやすくなったりするからです。

例えばSNMP(エスエヌエムピー)というプロトコルがあります。

元の名称は「Simple Network Management Protocol(シンプル・ネットワーク・マネジメント・プロトコル)」で、ネットワーク上の機器を管理するためのプロトコルです。

「シンプルな、ネットワーク管理の仕組み」とわかると、とても理解しやすくなりませんか?

さらに、SNMPの仕組みとして、MIB(ミブ)という情報をやり取りします。MIBは管理される側の各機器が持っている構造体(情報がまとまっているもの)なのですが、MIBは

「Management Information Base(マネジメント・インフォメーション・ベース)」を略したもの。SNMPのMとMIBのMは、同じManagementという「管理」を意味していることが解りますね。

このように、各略称の元の名称も覚える意識で勉強することで、ネットワークの仕組みの理解に役立ちます。

自信の無いジャンルを残さない

CCNAは、試験範囲を公表しています。

ネットワークの基礎20%
ネットワークアクセス20%
IP接続25%
IPサービス10%
セキュリティの基礎15%
自動化とプラグマビリティ10%

https://learningnetwork.cisco.com/s/ccna-exam-topics?ccid=ccna&dtid=website&oid=cdc-ccna-exam を和訳)

とても範囲が広いですが、どれも重要な項目です。自信の無いジャンルを残さないつもりで、満遍なく知識を付けましょう。

幅広く学習するためには、多くの問題を解くことが有効。沢山の問題を解くのにおすすめなのが、Ping-tというサイトです。

引用元:https://mondai.ping-t.com/g#content-large_category_1

できれば有料会員となって、全ての問題を周回してやり切りましょう。

Ping-tさんのプレミアムコンテンツに申し込むと、CCNAの全ての有料問題にアクセスできるようになります。費用は、1ヵ月契約ならば2,400円、2カ月ならば3,200円と漸次的に月額が安くなる仕組みです。

解説が充実しているので、答えられなかった問題からも学習できます。

合格体験を見ると、90%以上の問題を理解できれば合格に近い、と言われているようです。

CCNAの試験でネットワークの基礎知識を固めておけば、実務でも必ず役に立ちます。

ネットワークの知識を体系的に学ぶには、CCNAの参考書よりも薄くて簡単な、ネットワークの本から読みなおしてみるのも良いかもしれません。

おすすめの書籍は、「図解入門TCP/IP 仕組み・動作が見てわかる」です。400以上の図が用いられていて、初心者の方がイメージしづらいネットワークを視覚的に理解する助けになってくれます。

やるべきことその3:本試験対策をする

ネットワークの仕様を深く理解するインプットと共に、本番試験用のアウトプットの対策も重要です。

どれだけ知識があっても、本番試験の出題形式に備えていないと、得点に直結しないからです。

試験は傾向を知ると共に、対策もしっかりと立てておきましょう。

CCNAのCBT試験に備える

CCNAのCBT試験に備えましょう。

一度受験した経験のある方はよくご存知だと思いますが、CCNAの試験はCBT試験(パソコンで受ける試験)で、問題を後回しにできないという特長があります。

一般的な資格試験では、まず自信のある問題や暗記問題のような、すぐに確実に得点できる問題を先に回答して、計算が必要な問題やじっくり考えたい問題は後回しにすることができます。ですが、CCNAの試験では後戻りができないため、その都度回答して先に進む必要があるのです。

これによって不安なのが、ひとつひとつの問題に時間をかけ過ぎてしまい、最終的に時間が足りなくなること。逆に、時間に焦るあまり、じっくり考えていれば正解にたどり着けたはずの問題を、雑に回答してしまうこともあるかもしれません。

このようなことを避けるため、出題された問題を切り分ける方法を身に着けましょう。

見た問題を、即座に次のように分類するのです。

  1. 暗記問題や即答できる問題
  2. 少し考えたり計算したりすれば回答できる問題
  3. 時間をかけて考えなければいけない問題
  4. 考えても分からないかもしれない問題

すぐに切り分けができると、例えば4の「考えても分からないかもしれない問題」が出たら、考えずにまぐれ狙いの選択肢を選んですぐに次の問題に移る、ということができます。これによって、難しい問題に時間をかけ過ぎずに、得点できる問題に集中できるというメリットがあるのです。

問題の切り分けをするには、多くの問題を解いて判断力を身に着けるしかありません。Ping-tなどをフル活用して、沢山の問題に慣れましょう。

頻出する数字を暗記する

頻出する数字は、暗記するのが効率的です。

計算する時間を節約し、また計算ミスが減るからです。

中学や高校の受験勉強では、3.14の倍数を暗記することで、頻出する円や球の計算が速く正確になるというテクニックがあります。

それと同じように、頻出問題では数字を覚えてしまうのです。

例えばサブネットマスクの計算などは、次の表を覚えてしまえば計算が不要になります。

割当てIPアドレス数プレフィックス長サブネットマスク
25624255.255.255.0
12825255.255.255.128
6426255.255.255.192
3227255.255.255.224
1628255.255.255.240
829255.255.255.248
430255.255.255.252
231255.255.255.254
132255.255.255.255

ネットワークの世界では、よく使われる数値は限られています。

問題を解く中で、「覚えちゃった方が早い」と感じた数値は、どんどん暗記してしまいましょう。

やるべきことその4:IT/プログラミングスクールを活用する

ここまで独学の方法について紹介してきましたが、独学では難しいと感じている方、あるいは合格までの時間がかかりそうと考えている方は、IT/プログラミングスクールを利用することもおすすめです。

IT/プログラミングスクールのメリット

IT/プログラミングスクールには、CCNAを取得するためのコースが用意されているところがあります。

このようなスクールで学ぶことで、資格合格に向けた効率的な勉強が可能です。

IT/プログラミングスクールのCCNA取得コースには、その資格を取得するためのカリキュラムがあります。合格率の高いスクールのカリキュラムは質が高いものになっており、独学よりも効果的に学習を進められます。

また独学ではどうしても理解ができない苦手分野が出てくることもありますが、そういった場合には講師に教えてもらえるので、漏れのない対策も可能です。

さらに、IT/プログラミングスクールの中には、CCNAという資格を活かした転職先企業の紹介や面接、書類作成などの転職サポートも、併せて受けられるところもあります。CCNA取得の目的がITエンジニアへの転職なのであれば、資格取得と共にそのためのサポートを受けられることも大きなメリットと言えるでしょう。

CODExCODEの場合

CODExCODEには、資格を短期間で取得できるうえに、その資格を活かしてインフラエンジニアへの転職サポートまで受けられる、「スピード転職コース」があります。

引用元:https://codexcode.jp/speed-course/

CCNAコース

「スピード転職コース」には、短期間でのCCNAの取得と転職を目的とした、「CCNAコース」があります。

引用元:https://codexcode.jp/speed-course/

CCNAコースは、約2ヶ月という期間で、ネットワークの基礎学習とCCNA合格を目指すコースです。

CODExCODEのカリキュラムは高い実績を挙げており、資格取得率は96%という高さ。

そのようなカリキュラムに沿って学ぶことで、次の試験で合格する可能性が高まります。

キャリアサポートも受けられる

CCNAコースでは、最長2カ月でCCNAに合格したあと、3カ月目以降は転職/就職キャリアサポートを受けられます。

これは、受講生の要望に沿った企業の紹介から、書面の添削、面接対策まで、受講生の転職が成功するまでの活動のサポートが受けられる制度です。

ただし、キャリアサポートには次のような利用条件があります。

  • CCNAを取得済みであること
  • 年齢が29歳以下であること
  • 一都三県での就業が可能であること

未経験からのITエンジニアへの転職は、ハードルが高く不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そういう方も、担当キャリアカウンセラーによるサポートを受けられることで、自信を持って転職活動に取り組めることでしょう。

コスパの良さが魅力

IT/プログラミングスクールのメリットは多くの方が理解されていると思いますが、デメリットとしては受講料がかかること。

独学の書籍代や学習サイトの料金に比べると、お金がかかってしまうのは確かです。

ですが、IT資格の取得と転職サポートまで受けられる場合、短期間で比較的給与が高いITエンジニアへの転職を実現することで、転職後の収入差によって早期に回収できるとも考えられます。

また、CODExCODEのCCNAコースは非常にコスパが良いうえに、キャンペーンなども充実しているんですよ。

コース名CCNAコース
料金12万円
期間最大2カ月

料金は12万円。一般的なIT/プログラミングスクールの料金イメージと比較しても、安く感じられるのではないでしょうか。

さらに、CCNAコースには「資格取得保証制度」があります。

これは、模試などによってCCNAの受験準備が整ったと講師が認めた方が、万が一試験に落ちてしまった場合、CCNAの受験料36,960円(税込)を返還するという制度です。

※保証条件は以下の通り。

・各コースの模擬試験で90%以上の成績を取られている方

・コースの受講状況から、講師が受験を認めた方

さらに限定キャンペーンとして、今なら先着10名限定で、受講料が半額の60,000円に値下げされています。

※限定キャンペーンなので、限定枠で受講できるか、など詳細はお問い合わせのうえご確認ください。

本気でCCNAに合格してインフラエンジニアへの転職を目指す方にとっては、実績的にもコスパ的にも、魅力的なコースなのではないでしょうか。

なおCODExCODEでは、資格に関することや転職について、無料でご相談を受け付けるWebオリエンテーションをご用意しています。

CCNAの再受験や、未経験からのIT業界への転職について詳しく聞いてみたい方は、こちらからお問い合わせください。

Webオリエンテーションに問い合わせる

やるべきことその5:もう一度学べることを「ラッキー!」と考える

最後は、精神的な話になります。

資格試験は一回で合格できるに越したことはないですが、一度落ちて勉強し直す方が、最終的には知識が身になることがあります。

なので、CCNA試験に落ちたことで自信を失ったり、落ち込んだりなさっている方にも、「むしろラッキー!」と前向きにとらえていただきたいと思います。

なぜそう考えられるのか。それは筆者も同じ体験をしているからです。

筆者も以前、ネットワークスペシャリストという試験に落ちたことがあります。色々と時間的な制約がある中、なんとか隙間時間に勉強をして受けたのですが、当日の最後の試験で名前を書き忘れるという、本当にバカなミスをしてしまったのです。

問題に対する回答としては、合格点が取れるぐらい正解を書けていたかもしれません。ですがその試験は0点。当然落ちてしまいました。

なぜこんなミスをしてしまったのか。情けなくて悔しくて、そこまで勉強を頑張っていた分、本当に落ち込んでしまったものです。

ですが翌年、もう一度勉強をしたとき気付いたことがあったのです。

それは、「理解がさらに深まっている」という手ごたえでした。

去年はあいまいな部分があったんだなと、気付いたのです。

二回目の学習によって、ネットワークの基礎部分はガッチリと固まった印象です。昨年も分かっていたつもりでしたが、より深いレベルまで掘り下げて理解し、定着できたのです。

二回の試験で学んだ知識は、その後の業務でも長く私を助けてくれました。

これは、私が資格取得のサポートをしていたメンバーも同じでした。一度目が残念となってしまい二回目を受けた人は、合格したときに堅固な知識を身に着けているのです。

そして、さらに上位の試験にすぐ合格する方もいらっしゃいました。

インフラ系エンジニアを目指している方にとって、ネットワークの知識は業務の土台となる重要なものですよね。

二度目のチャレンジによって、その知識が身になってくれるのではないかと期待しています。

試験に落ちたって、その次にもっと良い形で合格ができれば、むしろ良かったと振り返ることができるはず。

「もう一度勉強できるのはラッキー!」と、前向きにチャレンジしていただきたいと思います。

CCNAは落ちたってOK!結果的に良い経験にしよう!

この記事では、CCNA試験に落ちてしまった方に向けて、次こそ合格するためにやるべきことを5つ、ご紹介しました。

  1. ネットワークそのものの知識を付けること
  2. 勉強方法を見直すこと
  3. 本試験対策をすること
  4. IT/プログラミングスクールを活用すること
  5. もう一度学べることを「ラッキー」と考えること

この記事で、前回は不足していた点に気付いていただければ、嬉しいです。

資格には転職に活かす以外にも、実務に役立つ知識を得るというメリットもあります。

CCNAは、インフラ系エンジニアとして働いている方も取得を目指すほど、体系的な知識が得られる試験。二回目の学びで、知識をより固めることで、転職活動も実務にも自信を持って取り組めるでしょう。

この記事を参考に、「一度落ちて良かった」と喜べるような合格を勝ち取ってください。

この記事の著者