LPIC(エルピック)という資格をご存知でしょうか。
国際的基準で、Linuxのスキルを証明するものです。
LPICは、未経験ながらもIT業界への転職をお考えの方には、最初におすすめしたい資格なんですよ。
この記事では、
- LPICがどんな資格なのか
- なぜ転職に有利なのか
- 年収への影響
- 難易度・学習方法
について、紹介します。
Contents
LPICとはどんな資格か
まず、LPICという資格について確認しましょう。
LPICはLinuxのスキルを証明できるもの
LPICの正式名称は、「Linux技術者認定試験(Linux Professional Institute Certification)」。
LPI(Linux Professional Institute:本部カナダ・トロント)が主催する、Linuxの認定試験です。
LPIはLPICについて、「Linuxに関してのスキルがあることを示すのではなく、スキルを証明する認定である」と公式サイトに明記しています。
LPICの試験に合格して認定を受けることは、Linuxのスキルがあることを客観的に証明できるのです。
Linuxの国際的基準の認定
LPICは、全世界で行われている国際的基準の認定です。
2021年8月の公式データによると、これまで認定試験は180ヵ国で実施され、70万人が受験、27万人が認定を受けています。試験は10ヵ国語で行われているんですよ。
日本では、LPI日本支部によって運営されています。
※なお、日本市場向けのLinuxの認定資格として、LinuC(リナック)があります。
LPICは全世界共通の認定資格であるため、その点で異なります。
ベンダーニュートラルである
LPICの試験は、ベンダーニュートラルです。
ベンダーニュートラルとは、特定のベンダー(企業)の製品やLinuxのOSに依存しないことです。
どの現場でも通用する、汎用的な知識を学ぶことができます。
LPIC資格取得のメリットとは
ITエンジニアとしての転職を目指す場合、LPICの取得はとても有効です。
LPIC取得のメリットについて、説明します。
Linuxやサーバー運営に関する実務的な知識を、体系的に学べる
LPICに合格するためには、Linuxの実践的なスキルが求められます。
Linuxのシステム全体についての知識のほか、環境構築や運用スキル、実際にコマンドを打ってのタスク実行、ネットワークやセキュリティの知識など、現場でインフラやクラウドを運用するのに必須のスキルです。
そのため未経験からであっても、試験に合格するまで学習を進めることによって、実務につながるスキルを学ぶことができます。
エンジニアへの就職・転職が有利になる
アメリカの調査会社によりますと、コロナ禍の中、企業のサーバーをオンプレミス(自社で管理)から、クラウドに移す事例が増えています。
これこそ、Linuxを知るエンジニアが活躍できる分野と言えます。
Linuxエンジニアの需要が増える中で、その能力を証明できるLPICの認定を受けていることは、転職に有利になります。企業によっては、LPIC認定者であることを応募条件にあげているところが多数あるほどで、それだけ資格への信頼が高いのですね。実績の無い未経験者の方は特に、取っておきたい資格です。
LPICを取得したらどのくらい年収は変わる?
LPICを取得した場合、エンジニアとして目指せる方向性は多岐に渡りますが、資格で得たスキルや知識を最大限生かすには、やはりクラウドエンジニアが主流でしょう。
こちらは2017年の経済産業省の資料ですが、ITエンジニアの平均年収を現した表です。
IT業界が一般的な業種よりも年収が高いのが分かりますが、その中でもLinux関連の業種には平均値の高いものがあります。
もちろん転職後にスキルが上がれば、それだけ高い年収も狙えます。
こちらも同じ資料からですが、エンジニアはスキルが高まることで年収も増えることがわかります。
後述しますが、LPICには難易度の違う3つの試験区分があります。下位試験を取得して転職した後は、現場での実務経験を活かしてさらに高度な区分に合格することで、さらなるスキルアップと共に年収アップを目指すというキャリアプランを立てることができます。
また日本のエンジニアの年収は、残念ながら海外に比べると低いという現実があります。
こちらも同じ資料のグラフです。
日本のレンジが米国に比べて低いことがわかりますね。
LPICは国際的な認定なので、海外でも同じ評価を受けることができます。実績を積むとともにLPICの上位資格に合格することで、海外企業への転職によってさらに年収アップを狙うことも可能です。
ではLPICの区分(グレード)は、どのようなものがあるのでしょうか。
LPICの試験の種類(グレード)は
LPICの試験はレベル別にLPIC-1、LPIC-2、LPIC-3の3段階に分かれており、数字が上がるほどに上位の試験となります。
それぞれの試験について、確認しましょう。
LPIC-1
LPIC-1は、Linuxプロフェッショナル認定プログラムの最初の認定です。
試験の内容は実務でのスキルと結びついています。この認定を受けることで、メンテナンスタスクを実行、Linuxを実行する環境構築、基本的なネットワーク構築の能力を証明できます。
LPIC-1の認定を受けるには、101試験と102試験のふたつの試験の合格が必要です。
未経験者の方は、先ずLPIC-1から取得しましょう。
求められるスキル
- Linuxシステム設計の理解
- X11とネットワーククライアントとしてのセットアップを含む、Linuxワークステーションのインストールと運用
※X11とは、「X Window System」というGUI環境のこと - 一般的なGNUとUnixコマンドを含む、Linuxのコマンドライン作業ができる
※GNU(グニュー)とは、Unix風のフリーなソフトウェアのこと - ファイルとアクセス管理、システムのセキュリティを扱える
- 簡単なメンテナンスタスクの実行、ユーザーの補助、大規模システムへのユーザー追加、バックアップやリストア、シャットダウンや再起動ができる
受験要綱
受験資格 | 無し |
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認定要件 | 101試験と102試験に合格すること |
試験時間 | 両試験とも90分 |
試験形式 | 60問(多肢選択問題と穴埋め問題) |
合格点 | 800点満点中、500点以上取得 |
有効期間 | 5年(再試験か、LPIC-2合格で更新) |
料金 | 両試験とも15,000円 |
各試験範囲の詳細
101試験
- システムアーキテクチャ
- Linuxのインストールとパッケージ管理
- GNUとUnixのコマンド
- デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準
102試験
- シェルとシェルスクリプト
- インターフェースとデスクトップ
- 管理タスク
- 重要なシステムサービス
- ネットワークの基礎
- セキュリティ
LPIC-2
LPIC-2は、Linuxプロフェッショナル認定プログラムの2番目の認定です。
試験に合格して認定を受けることで、中小規模の混合ネットワークを管理できる能力を証明できます。混合ネットワークとは、Linux / UNIX / Windowsなど別々のOSが混在したシステムのことです。
求められるスキル
- Linuxカーネルに関するタスクやシステムのスタートアップとメンテナンスを含む、高度なシステム管理を行うことができる
※カーネルとはOSの核の部分で、OS固有の処理を行います - ブロックストレージやファイルシステム、ネットワーク、ユーザー認証、ファイヤーウォールやVPNを含むシステムセキュリティを高度に実行できる
- DHCP、DNS、SSH、Webサーバー、ファイルサーバー(FTPサーバー、NFSサーバー、Samba)、メール配信などの基本的なネットワークサービスの、インストールと設定ができる
- アシスタントを指導して、自動化や購入のアドバイスを行うことができる
受験要綱
受験資格 | アクティブなLPIC-1の認定を受けていること(失効していないLPIC-1を保有) |
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認定要件 | 201試験と202試験に合格すること |
試験時間 | 両試験とも90分 |
試験形式 | 60問(多肢選択問題と穴埋め問題) |
合格点 | 800点満点中、500点以上取得 |
有効期間 | 5年(再試験か、LPIC-3合格で更新) |
料金 | 両試験とも15,000円 |
各試験範囲の詳細
201試験
- キャパシティーのプランニング
- Linuxカーネルについて
- Linuxシステムのスタートアップの仕組み
- 高度なストレージ管理
- 各種ネットワーク関連
- システムのメンテナンス
202試験
- DNSサーバーについて
- Webサービスについて
- ファイル共有
- ネットワークのクライアント管理
- メールサービス
- システムのセキュリティについて
LPIC-3 300 混在環境
LPIC-3は、エンタープライズレベル(規模が大きな企業)のLinuxプロフェッショナルに向けて設計された認定資格で、4種類の専門認定資格が用意されています。
その中のひとつ、「LPIC-3 混在環境(Mixed Environments)」は、Linux、Unix、WindowsなどのOSの混在環境での、Linuxシステムの管理能力を証明します。
システム管理者にとって、様々なOSが混在している環境は、大きな課題になります。特にWindowsとLinux/UNIX間のユーザーの管理や認証は、最も解決が難しい問題のひとつ。この問題を解決するのがSambaとActive Directoryという技術ですが、この試験は、出題の約7割がSambaとActive Directoryに関する問題です。
参考:https://youtu.be/nFyEFDaHLJQ?t=291
求められるスキル
- Sambaの基礎
- SambaとActive Directoryのドメイン
- Sambaの共有設定
- Sambaのクライアント設定
- Linuxのユーザー管理とファイル共有
受験要綱
受験資格 | アクティブなLPIC-1の認定を受けていること(失効していないLPIC-2を保有) |
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認定要件 | 300試験に合格すること |
試験時間 | 両試験とも90分 |
試験形式 | 60問(多肢選択問題と穴埋め問題) |
合格点 | 800点満点中、500点以上取得 |
有効期間 | 5年 |
料金 | 15,000円 |
LPIC-3 303 セキュリティ
LPIC-3の4種類の専門認定資格の中のひとつ、「LPIC-3 セキュリティ(security)」は、セキュリティに重点を置いたLinuxシステムの管理能力を証明します。
企業にとって、システムのセキュリティは最重要課題のひとつであり、システム管理者はセキュリティの深い知識やシステムの運用能力が必要です。この試験では暗号化、ホストセキュリティ(サーバーのセキュリティ)、アクセス制御、ネットワークセキュリティについての学習を通じて、セキュリティ管理を学ぶことができます。
求められるスキル
- 暗号学
- アクセスコントロール
- アプリケーションのセキュリティ
- オペレーションのセキュリティ
- ネットワークセキュリティ
- 脅威と脆弱性の評価
受験要綱
受験資格 | アクティブなLPIC-1の認定を受けていること(失効していないLPIC-2を保有) |
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認定要件 | 303試験に合格すること |
試験時間 | 両試験とも90分 |
試験形式 | 60問(多肢選択問題と穴埋め問題) |
合格点 | 800点満点中、500点以上取得 |
有効期間 | 5年 |
料金 | 15,000円 |
LPIC-3 305 仮想化とコンテナ化
LPIC-3の4種類の専門認定資格の中のひとつ、「LPIC-3 仮想化とコンテナ化(Virtualization and Containerization)」は、仮想化およびコンテナ化に重点を置いた、Linuxシステムの管理能力を証明します。
仮想化とは、例えば1台のサーバーの中に仮想的に複数のサーバーを立ち上げることで、物理的な制約から自由にネットワークを構築できるものです。
コンテナ化とは、OSの中で他のユーザーから独立してアプリケーションを実行できる環境のことで、プロセッサやメモリの消費を少なく、処理を実行する仕組みです。
このような、仮想的な環境を使ったシステム最適化に必要な能力を証明します。
※2022年2現在、304試験が305と306試験に分割する過渡期となっています。
日本版の305試験が開始されてから、304試験は半年で終了となるため、本記事では紹介しておりません。
305試験を受験される場合は、日本版試験が開始されているか確認なさってください。
求められるスキル
- 完全仮想化技術
- コンテナの仮想化
- 仮想マシンのデプロイやプロビジョニング
※デプロイはサービスの提供、プロビジョニングはニーズに応じた設備対応のこと
受験要綱
受験資格 | アクティブなLPIC-1の認定を受けていること(失効していないLPIC-2を保有) |
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認定要件 | 305試験に合格すること |
試験時間 | 両試験とも90分 |
試験形式 | 60問(多肢選択問題と穴埋め問題) |
合格点 | 800点満点中、500点以上取得 |
有効期間 | 5年 |
料金 | 15,000円 |
LPIC-3 306 高可用性(HA)とストレージ
LPIC-3の4種類の専門認定資格の中のひとつ、「LPIC-3 高可用性(HA)とストレージ(High Availability Systems and Storage)」は、高可用性システムとストレージに重点を置いたLinuxシステムの管理能力を証明します。
可用性とは、故障が無く使用できる性能を意味しており、高可用性システムは高い稼働率を維持する仕組みのことです。例えば、システムを二重化して常にデータの同期を行い、故障が発生したら即座にシステムを切り替えるような仕組みを構築します。
ストレージは、ストレージクラスタを意味していて、分散ファイルシステムのことです。分散ファイルシステムによって、複数のファイルサーバーを一元的に管理することができます。
※2022年2現在、304試験が305と306試験に分割する過渡期となっています。
日本版の306試験が開始されてから、304試験は半年で終了となるため、本記事では紹介しておりません。
306試験を受験される場合は、日本版試験が開始されているか確認なさってください。
求められるスキル
- スケーラブルなストレージ
- 分散システム
受験要綱
受験資格 | アクティブなLPIC-1の認定を受けていること(失効していないLPIC-2を保有) |
---|---|
認定要件 | 306試験に合格すること |
試験時間 | 両試験とも90分 |
試験形式 | 60問(多肢選択問題と穴埋め問題) |
合格点 | 800点満点中、500点以上取得 |
有効期間 | 5年 |
料金 | 15,000円 |
LPICの難易度、試験合格率は?
資格試験の難易度は合格率から推測が可能ですが、残念ながらLPICの合格率は公開されていません。ですが、過去70万人が受験して27万人が認定を受けていることは分かっているので、LPIC全体では約38%程度の合格率ということになります。
中盤のLPIC-2が38%ぐらいだとすると、LPIC-1の合格率は40%台から50%台と推測されます。
これぐらいの合格率であれば、試験は簡単ではないですが、準備をしっかりすれば合格できる難易度であることがわかります。
LPIC対策勉強法、勉強すべき内容と必要な時間の目安
LPICは、Linuxの実践的なスキルを学ぶことができるので、学習そのものがスキルアップにつながります。
IT業界への転職に活かしたい場合、あくまで時間をかけ過ぎることの無いように、かつ体系的にしっかり理解して合格することを目指しましょう。学んだことは、必ず業務で活かすことができます。
LPICは高度になるほど難易度や求められるスキルは高くなりますが、未経験者の方にとっては最初のLPIC-1こそが、実は難しいと言えます。
LPIC-1の試験範囲は、Linuxシステム設計の理解はもちろん、Linux環境構築から運用、ユーザー管理からネットワークの知識などなど幅広いため、これまで経験の無い方は沢山のことを学ぶ必要があるからです。
LPIがWebサイト上で公開している教材では、LPIC-1の101試験と102試験の試験範囲で58レッスンあります。
1レッスンが1~2時間とされているので、未経験者の場合はインプットだけで100時間以上はかかるかもしれません。
LPIC-1に合格できれば、その後はベースとなる知識(つまり地図のようなもの)を頭に持つことができるので、その先は手を動かしながら、過去問を見ながらといった独学でも学習効果が期待できます。
最初の試験であるLPIC-1は、勉強方法を工夫して、できるだけ効果的に学習を進めたいところですね。
効果的に且つしっかりと仕事で活かせるような、おすすめの勉強方法を紹介します。
LPICおすすめ勉強法
LPICのおすすめの勉強法について、紹介します。
時間をかけて合格のみを目指すのであれば、未経験者でも独学による合格は可能です。資格を取得することで、転職には確実にプラスになります!
ただ問題と回答をセットで暗記して合格だけを獲得したとしても、体系的な理解に至らなければ、現場で活かすには難しいことも。短時間で効率的に、理解もしながら勉強するには、「習う」という選択もあります。
まずは独学の勉強方法について、紹介します。
独学での勉強方法
独学で勉強するには、書籍とネットを利用するのがオススメです。
書籍で試験範囲を把握して、そのうえで沢山の問題を解く方法です。
・まず、試験用の参考書を読む
書籍を1冊だけ購入して、その全体を読み流しましょう。
この際、ひとつひとつじっくりと読まなくて大丈夫です。試験用の書籍は分厚いので、この時点で挫折をしないように、分からないところは飛ばしながら読み流しましょう。
書籍を読む理由は、試験範囲全体の地図を頭に持つため。未経験者であっても地図を持つことで、学んだことが「地図のこの部分の話だな」と立ち位置が理解しやすくなり、体系的な知識に繋がります。
暗記するのはその後、問題を大量に解く時に覚えればよいので、ここでは軽く全体を流し読むこと。できれば2周ぐらいできると、地図もしっかりしたものになりますよ。
LPICには「あずき本」と呼ばれる、定番の参考書があります。
お気に入りのものが特に無ければ、無難に定番のものを選ぶのも良いでしょう。
なお、資格の参考書は新本の購入をおすすめします。LPICは不定期に試験のバージョンが上がるため、古本だと内容が合わなくなってしまう場合があるためです。
・演習問題を解く
頭の中に試験範囲の地図がある程度描くことができたら、あとは沢山の演習問題を解きましょう。
アウトプットすることで、答えられない問題に気付けるので、その都度復習をしながら覚えていきます。
演習問題は公式サイトには無いのですが、ping-t等、ネット上で利用できるように公開されていますので、利用させていただきましょう。
公式サイトで仕上げをする
LPIの公式サイトで、学習教材が公開されています。
一般の書籍などでは漏れてしまっている情報も、学ぶことができます。
予備知識が無いと理解が難しい内容なのですが、様々な知識が付いた時点であればとても参考になると思います。
ここまで準備ができれば、101試験、102試験、いずれも合格が近いはずです。
以上、独学での勉強方法について紹介しました。
この方法で合格は勝ち取れるかもしれませんが、IT未経験の方には負担の大きな方法でもあり、どうしても時間がかかってしまいます。
速く、効率的に、しかも理解を深めながら資格を取るには、そのカリキュラムを提供しているITスクールで学ぶという方法があります。
ITスクールで学ぶ
CODE×CODEでは未経験の方でも、LPIC-1を短期間で、しかも即戦力となれるように学べるコースがあります。
クラウドエンジニアコース
CODE×CODEの「クラウドエンジニアコース」は、LPIC-1の取得はクラウドエンジニアを目指すためのものと位置付けています。
現在、世界でトップシェアのクラウドコンピューティングサービスといえば、Amazon Web Service(通称AWS:エーダブリューエス)です。
このコースではAWSを利用するために必須となるLinuxの技術を併せて学習することで、エンジニアとして通用する実践的な知識と技術を身に付けることが出来るようになっています。
目的
クラウドエンジニアコースの目的は、次の3つです。
- 短期間でのLPIC Level 1の取得
- クラウド技術の取得
- IT未経験からのITエンジニアへの就職/転職
多くの現場で使われているクラウド(AWS)の知識と共にLinuxを学ぶことで、短期間でのLPIC-1の取得と共に、エンジニアへの転職を目指します。
学べるスキル
クラウドエンジニアコースで学べるのは、以下のスキルです。
- Linux基礎
- Linuxアーキテクチャ
- シェルスクリプト
- サーバーの構築
- ネットワーク基礎システム
- ログの管理
- AWS基礎
- AWS環境の管理
LinuxのスキルをAWSで活かすためにも学べるのがポイントです。トップシェアのAWSを学んでいることで、就職や転職に有利になります。
修了までの期間
クラウドエンジニアコースの修了までの期間は、平均で1.5~2ヶ月です。
これだけの短期間にLPIC-1の資格と共にAWSの技術も学べるというのが、このコースの最大のメリットです。
これが実現できるのは、学習カリキュラムが確立していること、またスケジュール設定、チャットサポート、週次メンタリングなどのサポートが充実しているためです。
Webオリエンテーションで無料体験ができますので、ご興味があればアクセスしてみてください。
LPICの試験と受験方法
受験方法について説明します。
受験はPearson VUE(ピアソンビュー)で行いますが、その前にLPI IDの取得が必要になります。
LPIC受験までの手続きは、下記の順です。
- LPI IDを取得する
- Pearson VUEに登録する
- 試験を予約する
1.LPI IDを取得する
LPIのサイトから「LPI IDを取得する」をクリックして、LPI IDを作成します。
登録ページでは、名前やメールアドレスなどの他に住所の記入も必要です。合格した場合には登録した住所に認定証が送付されますので、間違いの無いように入力しましょう。
2.Pearson VUEに登録する
Pearson VUEのLPI試験申し込みページから、Pearson VUEのアカウント登録を行います。
3.試験を予約する
同じページから、試験の予約をします。
2022年2月現在、コロナの影響から自宅での受験もできるようになっています。
CBT(会場でPCを使った試験)か自宅での受験か、ご都合に合わせて選択してください。
LPICは、ITエンジニアへの就職・転職にオススメの資格
Linuxは需要の多いクラウドエンジニアに必要なスキルであり、未経験の方でもスキルを証明できるLPICはとても有効です。
LPICの魅力はそれだけではなく、この資格の学習をすることで、Linuxを始めネットワークやセキュリティなど、幅広いジャンルを体系的に学ぶことができます。
ITについて興味があるのであれば、最初に学んでみるのにおすすめの資格です。