【2022最新】「未経験 エンジニア きつい」を体験談で検証【回避の心構えも紹介】

「未経験エンジニアはきついって本当?」

「IT業界への未経験転職に興味はあるけど、ちょっと不安だ。」

などとお考えの方は、ぜひこの記事をお読みください。

結論から言うと、2022年現在、未経験からITエンジニアへの転職を目指すのはおすすめです。時代の流れとともにかつての「きつい」状況が好転してきており、その他の問題についても資格取得や就業支援などによって解決することができます。

今回はネットで見つかる「エンジニア きつい」という情報について詳しく検証するとともに、「きつい」状況を回避する方法やIT業界の最新事情、IT未経験からの転職を成功させるコツなどを紹介します。

Contents

ネットにあふれる未経験エンジニアがきついと言われる理由を検証!

まずはネットの書き込みを参考に、未経験エンジニアがきついと言われる理由を検証します。

理由①:専門的なことがわからないことだらけできつい

ITエンジニアは専門的な職種なので、一般には認知されていないような専門用語や機器も駆使して仕事をしなければなりません。IT未経験の場合は専門性に乏しいため、パソコンや周辺機器の扱い方がわからなかったり、DNSサーバーやFTPといった用語が理解できなかったりして、苦労することもあります。

とくに上記の事例のように、転職前の学習が不十分であった場合には、専門性に対応できずにきつい思いをする可能性が高いでしょう。

とはいえ、機器の使い方や専門用語の理解といった問題は、それらを一度覚えてしまえば解消されることです。数週間から数ヶ月仕事を頑張り、コツコツ勉強を続けていけば、次第に専門的な業務にも対応できるようになるのが普通なので、過度な心配をする必要はありません。

理由②:終業後や休日の自己学習がきつい

昔覚えた技術だけでは一生やっていくのは難しいため、好奇心を持って学び続けていく必要があります。
ぼく自身、今も勉強し続けています。

引用:ポチのすけ(https://pochinosuke.com/programming-beginner-it-engineer)

IT業界では、新しい技術がどんどん出てくるので、エンジニアとして活躍するには常に学習し続けなければなりません。例えば、2011年には「React」、2014年には「Vue」というウェブ開発の技術が誕生しており、昨今はAWS(Amazon Web Services)をはじめ、クラウドサービスの普及が顕著です。

このような技術の進歩に対応しなければならないため、とくにIT未経験からエンジニアになった場合、終業後や休日の自己学習は必須と言えます。

上記のように、今ある仕事にあぐらをかいて勉強をしなければ、いずれエンジニアとしてやっていけなくなる日が来る恐れもあります以上より、常に新しい技術や用語に対するアンテナを張り、日々貪欲に勉強してスキル・知識をアップデートできる人でなければ、IT業界で活躍するのは厳しいといえるでしょう。

理由③:他のエンジニアとコミュニケーションが取れない

会議では、あなたの作業の進捗を報告したり、開発している内容に対するレビューなどを実施します。
そんな会議の場で特に大変なのが、「あなたの言うことが驚くほど他の人に伝わらない」ということです。

僕も、新卒でエンジニアになったあと、ビックリするほど自分の言うことが他の人に伝わらないという経験をしました。

引用:まめブログ(https://www.mame-blog.site/engineer-is-tough-for-beginner)

未経験エンジニアはスキルや実務経験に乏しいため、業務内容を深く理解することができず、職場の人間とうまく意思疎通が取れない場合もあります。相手の言っていることがわからないことに加え、自分の言うことが相手に伝わらないケースも多く、疎外感を感じてしまう人もいるでしょう。

また上記のように、「見て覚えろ」という職人気質の先輩エンジニアが多かったり、人手不足で新人教育の余裕がなかったりする現場では、コミュニケーションが取れず、より一層「きつい」思いをする可能性もあります。そのような意思疎通が難しい状態で仕事を覚え、慣れていかなければならないので、IT未経験からエンジニアに転職して成功するには、ある程度のコミュニケーション能力は必須でしょう。

とはいえ、人手不足の解消に向けて、昨今のIT業界では未経験者の採用がより活発に行われるようになっており、今後は未経験者でも安心してコミュニケーションが取れるような教育体制の整った企業も増えてくると考えられます。

理由④:年下の経験者から白い目で見られる

20代後半や30代前半などで転職する場合、年下の経験者が先輩になることも多く、白い目で見られたり、嫌なことを言われたりして「きつい」と感じるケースもありますまた20代後半以降の中途採用では、新卒や第二新卒よりも求められる能力や成長スピードの基準が高いため、十分に期待に応えられず苦労する人も多いです。

しかしながら、職場でどのような扱いを受けるかは、転職する企業によって異なります。年下の先輩から厳しい目で見られる企業もある一方で、20代後半や30代の未経験者を積極雇用している企業などでは、同じく中途採用でエンジニアに転身した先輩から優しくしてもらえるといったことも考えられます。

理由⑤:残業や休日出勤が多くてきつい

SE(PG)は、イメージ通り残業・休日出勤が多いです。

定時になっても、ほとんどの人が退社しません。また、システムトラブル等により、急遽休日出勤になることもあります。オフィスでは、泊まり込み状態になっている人を見かけることもチラホラ…

引用:旅とめしとエトセトラ(https://ots-blog.com/se-inexperience

IT業界は人手不足が顕著なので、残業や休日出勤が当たり前の職場もたくさんあります。定時で帰る人はほとんどおらず、毎日21時過ぎまで仕事するのが普通、オフィスに泊まり込んでいる人までいるといった職場も決して珍しくありません。

また残業時間が多くなりすぎると上司に嫌味を言われることから、残業をつけずに無給で働いているというエンジニアの話もあります。さらにシステムトラブルなどが起これば、残業に加えて休日出勤を強いられることになります。

以上のように、残業や休日出勤が常態化しているブラックな企業に転職すれば、肉体的にも精神的にもきつい思いをすることになるのは目に見えているので気をつけましょう。

なお、IT業界の残業・休日出勤の多さは、エンジニアの職種によっても異なります。システムエンジニア(SE)やプログラマーなどは残業が多いと言われる一方で、クラウドエンジニアを含むインフラエンジニアは比較的残業が少ないと言われています。よって、未経験からIT業界に転職する場合は、職種選びにも注意するのがおすすめです。

理由⑥:結果を出さなければいけないプレッシャーがきつい

成果主義のIT企業では、結果を出さなければ昇給・昇進は実現できず、減給や異動になる恐れもあります。そのため、常に「結果を出さなければ」というプレッシャーを感じながら仕事をしなければならず、それは一般的にきついことでしょう。

また未経験の場合は、スキルや経験に乏しいことから業務をうまく遂行できず、先輩から「いつまでこのタスクやっているの?いつになったら終わるの?」などと嫌味を言われることもあります。

しかしながら、IT業界全体に成果主義の風土が強くあるわけではありません。事実、2017年に発表された経済産業省および情報処理推進機構の調査では、国内IT企業の85%が年功序列をベースに給与を決定しているという結果が出ています。そのため、成果主義の企業を選ばなければ、「結果を出さなければ」というプレッシャーに苦しめられる心配は少ないでしょう。

理由⑦:思ったより年収が低くてきつい

年収の水準が高いと言われるIT業界ですが、IT未経験からエンジニアに転職した場合、最初は年収300万円程度であることが一般的です。そのため、劇的な年収アップを狙って転職した場合には、「思ったよりも年収が低くてきつい」と感じる場合もあるでしょう。

とはいえ、2021年12月に大手転職サイトが公開したデータでは、IT業界における30代の平均年収は492万円、40代では592万円と、いずれも日本人の平均年収よりも高い数字を記録しています。そのため、20代後半や30代前半でIT業界に転職すれば、はじめの数年は年収が低くても、それ以降は平均を超える年収を得られるようになる可能性が高いです。

参考:doda「平均年収ランキング(96業種別の平均年収/生涯賃金)」(https://doda.jp/guide/heikin/gyousyu/)

理由⑧:ミスが重大な事態につながるのできつい

僕も過去、一度盛大にやらかしました。リリースをするべき内容をリーダーとのコミュニケーションミスでリリースし忘れた結果、その製品全体の進行を数時間遅らせてしまいました。

そのときは関係する部署の人がすぐに気づいて連絡をくれたためすぐに問題を修正することができましたが、本当に冷や汗をかいた記憶があります。

引用:まめブログ(https://www.mame-blog.site/engineer-is-tough-for-beginner)

ITエンジニアの仕事には、「ミスが許されない」という側面もあります。開発系のエンジニアの場合、ミスによってソフトウェアのリリースが遅れて重大な損失が出たり、インフラエンジニアの場合はシステムが機能不全を起こしてしまったりといった事態が想定されます。

とはいえ、仕事をしているとミスが発生するのは自然なことです。優秀なエンジニアにもミスはあるため、IT未経験からエンジニアになる場合は、当然たくさんミスをするでしょう。ミスで職場に迷惑をかけることもあるでしょうが、「一度のミスは仕方ない」と割り切って、同じミスを繰り返さないように反省したり、次の業務でリカバリーできるように頑張ったりと、前向きな行動を心がけることも大切です。

理由⑨:日々納期に追われるのがきつい

ITエンジニアはクライアントワークにあたることが多いので、基本的には常に納期を抱えながら仕事をしなければなりません。そのため、時には厳しい納期が精神的・肉体的ストレスになり、仕事が「きつい」と感じることもあります

とくに実際に手を動かして働くプログラマーや、クライアントとプログラマーの間に入るシステムエンジニアは納期の影響を受けやすいです。納期があまりに厳しいと、残業・休日出勤続きで体を壊してしまったり、精神的に追い込まれてうつや睡眠障害になってしまったりすることもあるので注意しましょう。

しかしながら、上記のように、納期ギリギリで仕事をする緊張感とその納期をクリアしたときの達成感がエンジニアの醍醐味だというベテランエンジニアもいます。

また一部には厳しい納期がなく、残業も一切ないという企業もあることから、転職活動の際に納期で苦労しないような優良企業を選ぶことも大切です。

理由⑩:未経験だとブラック企業にしか入れないからきつい?

上記のように、「中途採用で未経験者を受け入れるのは、良いエンジニアを採用できないブラック企業だけ」という状況は、数年前にはたしかにあったのかもしれません。しかしながら、昨今は状況が変わってきています。

経済産業省の試算によると、2018年から2022年までの間に、IT人材の不足数は10万人以上増加(22,000人→325,714人)する予定です。そのため、ブラック企業はもちろんですが、ホワイト企業も以前よりエンジニアを集めにくくなっていると考えられます。

IT人材の不足数は、少なくとも2030年まではどんどん増えていくため、今後はIT未経験者でもホワイト企業に入りやすくなっていくでしょう。

参考:経済産業省委託事業「IT人材需給に関する調査」(https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf#page=24)

未経験エンジニアがきついのを極力回避するために大事なことまとめ!

IT未経験からエンジニアに転職する方は、転職後の「きつい」を避けるために以下の事柄を実践するのがおすすめです。

最初の数ヶ月は「きつい」と心づもりをしておく

ネットでIT未経験からエンジニアになった人の声を拾ってみると、「最初の3ヶ月はきついけど、それ以降は状況が好転する」、「転職後1年くらい耐えればどんどんできるようになる」といった人が多いです。そのため、前提として「最初はきつい」という心づもりをしておくのが良いでしょう。

たとえホワイト企業に転職しても、事前に十分なスキルを身につけていても、実務に就くのは初めてなので勝手がわからず苦労する場面は必ず出てきます。しかしながら、数週間、数ヶ月と粘り強く仕事を続けていれば、徐々に勝手がわかってきてスムーズに働けるようになるのが普通です。

よって、転職直後に「きつい」と感じて嫌にならないため、「最初はきつい、でもある程度頑張れば楽になる」と覚悟を決めて仕事に向かうことをおすすめします。

プログラミングスクールで勉強してから転職する

先ほどの未経験エンジニアの「きつい」事例でも言及した以下のような問題は、主にエンジニアとしてのスキル不足が原因であると考えられます。

  • わからないことだらけ
  • ほかのエンジニアと意思疎通が取れない
  • 結果が出せない

一定以上のスキルがあれば、未経験でもある程度のことは理解できますし、先輩エンジニアとも少しは話ができるでしょう。またスキルに全然自信がない未経験エンジニアとスキルに自信のある未経験エンジニアであれば、後者のほうが結果を出せるはずです。

以上より、IT未経験からエンジニアを目指す方には、転職前に十分なスキルを習得しておくことをおすすめします。独学でもスキルを習得することは可能ですが、実務に必要なスキルを体系的かつ効率的に学べる、現役エンジニアから仕事に直結するアドバイスをもらえるといった点で、独学よりもプログラミングスクールのほうが良いです。

<h4>資格も取得しておくのが望ましい</h4>

実務経験がないIT未経験者がスキルやIT業界への適性を企業にアピールするには、資格を取得するくらいしか方法がありません。そのため、未経験からエンジニア転職を目指す場合は、LPICやCCNAなどの実務スキルのアピールにつながる資格を取っておくのがおすすめです。

昨今は資格試験の対策ができるプログラミングスクールも多いので、スキルを習得するとともに、資格もプログラミングスクールを利用して取ってしまうのが良いでしょう。

プロのキャリアサポートを活用してホワイト企業を見極める

「残業・休日出勤が多い」「給料が少ない」といった「きつさ」を回避するには、ブラック企業ではなくホワイト企業に入社する必要があります。一般的にブラック企業よりホワイト企業のほうが倍率は高いため、ホワイト企業に入るにはスキルを高めるだけでなく、転職活動も頑張らなければなりません。十分なスキルを習得していて資格も取得している優秀な人材であっても、履歴書・職務経歴書の書き方や面接での立ち居振る舞いが悪いと採用されない恐れもあるので注意しましょう。

以上を踏まえると、IT未経験からエンジニア転職をする際は、転職のプロであるキャリアアドバイザーやキャリアコンサルタントの支援を受けながら転職活動を進めるのが望ましいといえます。最近は転職エージェントのようなキャリアサポートが受けられるプログラミングスクールも多いので、積極的にそうしたサポートを活用するのがおすすめです。

開発系エンジニアでなくインフラエンジニアを目指す

未経験エンジニアとしての「きつい」体験を回避するには、転職時の職種選びも重要です。ITエンジニアは大きく「開発系エンジニア」と「インフラエンジニア」の2種類に分類できますが、このうち開発系エンジニアはIT未経験者にはあまり向いていません

プログラマーやSEなどの開発系エンジニアは、センスや実務経験が大きく関わってくる職種です。そのため、IT未経験から転職すると「専門的な内容がまったくわからない」「先輩とコミュニケーションが取れない」「結果が出ない」「納期やミスのプレッシャーが大きい」といったきつさをより顕著に感じる恐れがあります。

一方でクラウドエンジニアをはじめとするインフラエンジニアの仕事には、定型業務もたくさんあるため、未経験者でも比較的働きやすいです。また開発系エンジニアに比べると、インフラエンジニアには残業が少ないとも言われるので、きつさを回避したいIT未経験者にはインフラエンジニアをおすすめします。

自分や職場に過度な期待をしない

「きつい」体験から大きなダメージを受けないためには、「あまり期待しない」ことも重要です。未経験からIT業界への転職を目指される方はさまざまな理想を持っておられるでしょうが、理想が大きければ大きいほど現実とのギャップに苦悩することになります。「転職すれば劇的に年収がアップする」「転職直後からバリバリ活躍し、すぐに独立してフリーランスになる」など、過度な理想は持たないのが賢明です。

「転職しても最初は年収が低い、残業もある」「転職してから数ヶ月〜1年は大変だ、ミスもする」のように、現実的な見方をしておくことをおすすめします。想定が現実的であればあるほど、実際が良くても悪くてもポジティブな結果を得ることになります。

未経験でもITエンジニア転職がおすすめな理由

未経験からエンジニア転職をすると、さまざまな「きつい」体験をする可能性もありますが、IT業界への未経験転職を狙うなら今がおすすめです。2022年現在、IT業界が未経験転職に適している理由としては、以下の3つが挙げられます。

IT業界は平均年収が高い

出典:doda公式サイト「ITエンジニアの平均年収の推移」(https://doda.jp/engineer/guide/it/003.html)

第一にIT業界は平均年収が高いからです。上記の通り、全職種の平均とITエンジニアでは、平均年収に50万円ほどの差があります。

出典:doda公式サイト「ITエンジニアの年代別平均年収」(https://doda.jp/engineer/guide/it/003.html)

また年代別の平均年収を見ても、30代ですでに500万円を突破し、日本人の平均年収をはるかに超えることから、ITエンジニアの年収事情は良いことがわかります。

他業種からの未経験転職を考える場合、「もっと年収を上げたい」という希望を持つ方が多いはずですが、年収アップを実現するのにIT業界は理想的です。

IT未経験の場合、転職直後はそこまで年収が高まらない可能性もありますが、勤続年数が増えていけば年収も順調に高まっていくでしょう。

深刻な人手不足なので未経験でも採用されやすい

参考:経済産業省委託事業「IT人材需給に関する調査」(https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf#page=24)

経済産業省が発表している試算によると、IT人材の供給不足は2018年から増加していき、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足します。よって今後はホワイト企業や大手企業も含めて人材確保が難しくなると推測されることから、IT未経験者の転職のハードルが低くなる可能性が高いです。

実際、コロナ禍で一時は採用が下火になったものの、2022年上半期からは未経験者の採用も含めて、IT業界の採用が活発化しているという情報もあります。経済界全体の「DX化」やクラウドサービスの普及などの要因で、昨今はとくにITニーズが高まっているため、IT業界の未経験転職は「今しかない」という状況です。

テレワークの普及によって激務は緩和されつつある

出典:厚生労働省「特集 DXを牽引するIT業界における新しい働き方のポイント」(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/shigoto/it/pdf/kaikaku_R2_3.pdf)

新型コロナウイルス感染症の影響によって、IT業界でのテレワークの普及率は急激に上昇しました。厚生労働省が公開している資料によると、その普及率は約98%にものぼります

「残業や休日出勤が多いからきつい」とも言われるIT業界ですが、テレワークの普及によって労働状況は格段に改善したと考えられます。たとえ平日夜間や休日に仕事をしなければならないとしても、自宅で作業ができるなら、家族付き合いや育児、趣味など、ある程度のワークライフバランスを実現することが可能です。

未経験でITエンジニア転職を実現するおすすめの方法

未経験からより良いITエンジニア転職を実現するおすすめの方法は、資格取得とキャリアサポートの両方に対応したプログラミングスクールを利用することです。以下の表では資格が取得できて、なおかつ転職のサポートも受けられる優良なプログラミングスクール(ITスクール)を3種類紹介します。

 特長対応職種対応資格キャリアサポート料金
SAMURAI ENGINEER・転職成功率98%、平均年収65万円アップの実績 ・資格を取得してAWSエンジニアを目指せるクラウドエンジニア(AWSエンジニア)・AWSクラウドプラクティショナー ・AWSソリューションアーキテクト・履歴書・職務経歴書の作成 ・求人案内・応募支援 ・業界や職種、キャリアパスについての情報提供 ・面接対策 ・キャリアカウンセリング16週間プラン:594,000円 24週間プラン:880,000円
Aidemy PREMIUM・予備知識なしから機械学習の数学やプログラミングが学べる ・E資格を取得してAIエンジニアを目指せるAIエンジニアE資格・転職相談(教材選定やカウンセリング)327,800円
CODE×CODE・資格取得率97%、最短2ヶ月でクラウドエンジニアを目指せる ・最短1ヶ月でインフラエンジニアに転職可能なスピード転職コースもあるクラウドエンジニア(クラウドエンジニアやネットワークエンジニア)LPIC Level 1・カウンセリング ・企業の紹介 ・書類添削(履歴書、職務経歴書) ・面接対策228,000円

調べたところ、資格取得とキャリアサポートの両方に対応したプログラミングスクールは、上記3社以外にはほとんどありません。とくに資格取得の対策ができるプログラミングスクールは少ないです。もちろんほかのスクールでも、学ぶ内容を資格対策に役立てることは可能ですが、直接的な資格対策ができるスクールを選ぶほうが効率的で良いでしょう。

上記3社のうち、Aidemy PREMIUMはAIエンジニアを目指す方向けのスクールなので、IT未経験者に向いているインフラエンジニアを目指す場合は、SAMURAI ENGINEERとCODE×CODEの2択ということになります。両社は実務に役立つ資格が取得でき、なおかつキャリアサポートも手厚いのでおすすめです。

なお、より料金がリーズナブルなのはCODE×CODEのほうで、できるだけお金をかけずに転職前の学習や転職活動を充実させたい方に適しています。CODE×CODEでは、プログラミング学習の体験ができて、スクールの詳しい説明も受けられる無料カウンセリングも実施されているので、興味のある方はぜひ参加してみてください。

<h2>きつい思いをしないためには転職前の準備が肝心</h2>

たしかに未経験エンジニアには「きつい」側面もありますが、ITニーズの拡大やテレワークの普及などに伴って、2022年現在の状況は良好です。今後少なくとも2030年くらいまでは追い風が吹き続けるといえるので、IT業界への未経験転職を目指すなら今動き出すことをおすすめします。

また事前に十分なスキルを習得し、資格も取得、なおかつキャリアサポートを活用してより良い転職活動を展開できれば、エンジニア転職後のきつい体験を回避することも十分に可能です。それには、CODE×CODEをはじめ、資格取得とキャリアサポートの両方に対応したプログラミングスクールを活用するのが良いでしょう。

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