転職向けのプログラミングスクールやITスクールを卒業した人は、その後どのようなキャリアを歩んでいるのでしょうか。どの程度が成功し、どのような人が失敗しているのでしょうか。またエンジニア転職後の年収はいくらなのでしょうか。
今回は以上のような疑問にお答えすべく、プログラミングスクール卒業生の体験談を徹底的に分析・解明します。これからスクールに通い、未経験からエンジニア転職を実現しようとお考えのみなさんは、ぜひ以下を参考にしてください。スクール卒業後のキャリアを思い描くのに役立つはずです。
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プログラミングスクールやITスクール卒業者の体験談をどう活かす?
プログラミングスクールやITスクールを卒業した人の体験談は、正しく活かすことが大切です。成功事例や失敗事例をただ眺めるだけでは、何も変わりません。それらの体験談を自分の行動選択に役立てはじめて、現実は良い方向に変わっていきます。
以下では、スクール卒業生の体験談の活用方法を紹介するので、参考にしてください。
特異的な成功例でなく、平均的な成功例をもとにキャリアをイメージする
体験談からプログラミングスクール卒業後のキャリアを思い浮かべる際には、できるだけ多数派の成功事例を参考にすべきです。大成功した事例だけを見て、希望的観測を抱きすぎないように気をつけましょう。
具体的にいうと、プログラミングスクール卒業後、すぐに大成功する人は多くありません。スクール卒業後も熱心に学習を続け、だんだんとスキルアップ・キャリアアップしていくというパターンが多いです。
そのため、確率としては、未経験からエンジニア転職を目指すあなたも、急激でなく、ゆるやかに成功していく可能性が一番高いといえます。よって、そのつもりで体験談を見るのがおすすめです。「未経験からフリーランスになって大活躍している」「転職してすぐ年収が◯倍に」といった特殊な体験談は鵜呑みにせず、参考程度にとどめておきましょう。
失敗談から目を逸らさず、反面教師にする意識を持つ
プログラミングスクール卒業生の体験談の中には、ネガティブな事例も少なからず含まれています。思わず目を背けたくなるようなものもあるでしょう。しかし、失敗談から学べることは多いです。そのため、自分のそうなるリスクがあると思って、冷静に分析することをおすすめします。
失敗談の見方としては、「その人がどうして失敗したのか」「成功するためには何をすべきだったのか」などを考えると良いでしょう。転職後、壁にぶつかった際の良いシミュレーションになるはずです。
【自分自身でも体験を!】スクールの無料オリエンテーションに参加してみる
IT未経験者の場合、体験談を見るだけでは、漠然としていて具体的なイメージが湧かない可能性もあります。そのような場合は、自分でも何らかの体験・行動をしてみるのがおすすめです。
手っ取り早く実行できるのは、プログラミングスクールやITスクールで無料体験を受けてみること。実際にプログラミング学習をやってみたり、カリキュラムや転職活動について話を聞いたりすることができます。よって、スクールでの学習や卒業後のキャリアをイメージするのに役立つでしょう。
さて、以下ではプログラミングスクールやITスクールを卒業した人のその後を、体験談をもとに見ていきます。成功体験・失敗体験ともにバランスよく紹介するので参考にしてください。
【成功の体験談1】プログラミングスクール卒業後、すぐに活躍する
まずはプログラミングスクールやITスクールの卒業後、比較的すぐに成功した人の体験談を紹介します。誰しもがこのように成功できるわけではありませんが、スキルレベルや努力などによっては、同じように活躍できる可能性も十分です。
体験談1. コミュニケーションスキルやメンタルの強さを活かし、現場に順応
これは第三者目線の体験談ですが、未経験ながらコミュニケーションスキルやメンタルの強さに優れ、現場で大活躍しているエンジニアがいるそうです。
このようにエンジニアとして成功するのに必要なものは、ITスキルだけではありません。社会人一般に求められる汎用的なスキルも、大きな武器になります。また案件によっては、前職までに身につけたスキルや業界知識が役に立つこともあるでしょう。
以上より、未経験からITエンジニアになること、IT業界での経験がないことは、決して不利な側面だけではないといえます。これからスクールに入ってエンジニアを目指す方々は、自分の人間としての長所や、これまでに身につけてきたスキル、経験などを、大事にするのが良いでしょう。
体験談2. 未経験転職から3年余りで高収入のフリーランスエンジニアに
この方は、IT未経験から正社員のプログラマーに転職し、1年間勤務。その後、インフラ未経験から派遣社員としてインフラエンジニアに再転職し、1年8ヶ月で3つの案件を経験しました。
そして、2年8ヶ月後にはフリーランスのインフラエンジニアに転身。現在はAWS(Amazonのクラウドサービス)を使ってITインフラの構築や運用・保守を行い、月収70万円以上を稼いでいるといいます。
このように未経験転職から2〜3年程度経験を積めば、フリーランスエンジニアや大企業のエンジニアとして活躍することは十分に可能です。
ちなみにこの方は、未経験転職から成功するためには「妥協しないこと」が肝心だと話されています。自分の努力や忍耐はもちろん、企業選びについても徹底的にこだわるべきです。数年後のスキルアップ・キャリアアップを目標にするなら、質の高い経験を積めることを重視して企業を選ぶのが良いでしょう。
体験談3. エンジニア転職から数年でプロジェクトマネージャに
この方は未経験から組み込みエンジニアに転職し、数年経験を積んだ後、Webエンジニアに再転職しました。そして、Webエンジニアになって1年目から、先輩エンジニアに作業を割り振るプロジェクトマネジメントの仕事を担当するようになったそうです。
エンジニア転職についての満足感としては、「お金の心配は無くなったし何より仕事が楽しいから時間を有意義に使えている実感がある」と話されています。現在はプロジェクトマネージャのほか、フリーランスやCTO(最高技術責任者)としても活躍されているといいます。
なお、先ほど紹介したフリーランスエンジニアの方と同じく、この方の特化技術は「AWS」です。2つの事例からAWSは、エンジニアとしての成功に少なからず関係していることがわかります。これからエンジニアを目指すIT未経験の方は、AWSを学習してみてはいかがでしょうか。
ちなみにAWSとは、世界中でトップシェアを誇るAmazonのクラウドサービスです。インターネット上で、システム構築や保守・管理など、エンジニアの仕事ができます。昨今はAWSを活用する企業が日本でも増えてきており、それに伴い、AWSについて指導するプログラミングスクールやITスクールも多いです。
【成功の体験談2】エンジニア転職後も高いモチベーションで学習を継続
続いては、転職してすぐに大成功とはいかなかったものの、近い将来の成功を夢見て、学習を継続している人の体験談を紹介します。インターネットで調べる限り、以下で紹介するような事例が、未経験転職における多数派だといえます。
体験談1. 2年間以上の勉強で安定した収入やフルリモートを勝ち取る
この方は未経験からITエンジニアになった後も猛勉強を続け、努力で並み以上の年収やフルリモートなどの待遇を勝ち取りました。勉強時間は2年で4,000時間。1日も休まず勉強したとしても、1日あたり約5.5時間勉強していることになるので相当な努力です。
勉強内容は資格対策が中心で、これまでにAWS認定やCCNAをはじめ、15以上の資格を取得したといいます。この方の実感では、インフラエンジニアの年収を400万円台に乗せるには資格が必要であり、そのためにさまざまな資格に挑戦しているそうです。
ちなみにこの方の仕事は、AWSを用いた設計・構築。ここでもAWSが登場します。このことからAWSは現在のIT業界におけるトレンドだと考えてまず間違いないでしょう。
体験談2. 実務経験を積みながら数々の資格を取得
この方はSES(客先常駐)企業でインフラエンジニアとして働きながら、さまざまな資格取得に挑戦しています。すでにLPIC-1,2,3やCCNA、AWS認定、応用情報技術者をはじめ、10以上の試験に合格しています。
実務のほうはいわゆる「下積み」という感じで、大活躍しているわけではありません。しかし、LPIC-3や応用情報技術者など、比較的ハイレベルな資格を有しているので、将来は明るいといえるでしょう。例えば、再転職することになれば、年収や待遇はグッと良くなるはずです。
この方のように、ITエンジニアとしてキャリアアップしていくには、地道にコツコツ努力を続ける姿勢が必要になります。
体験談3. SNSで勉強仲間を見つけ、資格の勉強に励む
この方はインフラエンジニアとして働くかたわら、インフラエンジニアとしてのレベルアップや、クラウドエンジニアになることを目標に、勉強を続けられています。勉強の内容は主に資格対策で、これまでにLPIC3やCCNA、ITパスポートなどを取得されています。これからは、AWS認定やオラクルマスターなどに挑戦するそうです。
この方の特徴は、SNSを上手に活用されていること。上記のようにTwitterで勉強仲間を募集したり、資格試験の結果を公表したりするなど、積極的な発信をされています。そうした発信が学習のモチベーションを高めることにつながるのでしょう。
みなさんもこれからITエンジニアになれば、転職後も資格対策などの勉強を続けていくはずなので、ぜひSNSを有効活用することもお考えください。
体験談4. 未経験×文系からエンジニア転職!資格を取りながら楽しく仕事
この方は、IT未経験かつ文系出身というバックグラウンドを持つインフラエンジニアです。現在はIT企業で就業しながら、CCNAやLinuC、AWS、Pythonなどの勉強をされています。会社では、新人向けのネットワーク研修やリモートワークなどを担当されているそうです。
この方は仕事や勉強をがんばりつつ、プライベートも充実させるというバランスの取れた生活を送られています。読書や映画、筋トレ、お酒、ゲームなど、さまざまな趣味を楽しまれているといいます。
猛勉強して上を目指すのももちろん良いですが、この事例のようなワークライフバランスの実現を目指してエンジニアに転職するのもおすすめです。昨今はリモートワークのかなり普及しているので、年収アップや待遇改善を求めつつ、趣味や人間関係も大切にすることができます。
【失敗の体験談1】仕事が思うようにできず苦労する、不満をもらす
次は、少しネガティブな体験談を紹介します。転職後、エンジニアの仕事が思うようにできず、苦労するというパターンです。このパターンも比較的多いので、これからスクールに通ってエンジニア転職をしようとお考えの方は、よく目を通しておきましょう。
なお、一点述べておきたいのは、転職後、前向きに勉強を続ける人と仕事に不平・不満をもらす人で、実態はそれほど変わらないということです。どちらもエンジニアとしてはまだ新人で、できないこと、わからないことは多々あります。それをポジティブに捉えるのが前者で、ネガティブに捉えるのが後者です。
もちろん「仕事がつらい」「おもしろくない」といった気持ちを無理に押し殺す必要はありません。本当に自分に合わなければ、別業界へ再転職するのもアリです。しかし、できない現状を「成長の機会」や「伸びしろ」と捉え、前向きに進んでいく意識もできるだけ大切にしてください。
体験談1. 「仕事がわからない、できない」と自信をなくす
この方は、映像業界からIT業界へ転職し、現在はインフラ系のエンジニアとして活躍されていますが、少し苦労もされているようです。仕事がわからない、できない現状があり、エンジニアとしての自分に自信が持てない心情を発信されています。
IT未経験からエンジニアになる場合、この方と同様、知識やスキルの不足が悩みの種になる可能性は十分にあります。そこをどう乗り越えられるかが、エンジニアとして成功するためのポイントになるでしょう。
ちなみにこの方のように、ネガティブな心情をSNSで発信することもときには有意義です。事実、上記のつぶやきに対しては、「ファイト~!」「分からないできないことはエンジニアとしての伸び代ですよ。」などと励ましの声が多数寄せられています。みなさんもエンジニアとしての壁にぶつかったときは、SNSを含め、誰かに相談する、話を聞いてもらう機会を設けてみると良いでしょう。
体験談2. 転職して1年弱、「かなりきつい期間」だと感じる
この方は、エンジニアに転職して1年程度の時期を「かなりきつい時期」と表現されています。知識やスキルが十分でない中、エンジニアとしての実務をこなすことを求められる現実に、大きな負荷を感じていたようです。
またこの方は「スクールでも同様にきつい、負荷が大きいと感じる時期があった」と話されています。未経験からエンジニアを目指す場合、転職後はもちろん、スクール在学中にもわからないことやできないことに多数直面します。そのため、あまり気にしない、「すぐできるようになる」と肯定するなどの工夫が必要でしょう。
ちなみにこの方は、上記のツイートから2年ほど経った現在も、エンジニアとして活躍されているようです。
体験談3. やっていることが理解できず、「辞めたい」と感じる
どうしよう。本当に退職しようかな。エンジニア向いてない気がする。やってること1ミリもわからない
— むにゃ@22卒 (@2Poa19) October 16, 2022
この方は、未経験システムエンジニアとしてキャリアをスタートさせたものの、仕事の内容が理解できず、エンジニアを辞めるかどうか、検討されているそうです。仕事への不満としては「質問がしにくい」「上司に詰められるのが怖い」などと話されています。
未経験からエンジニアになる場合、わからないことやできないことが出てくるのは当たり前なので、いかに周りに聞けるか、助けてもらえるかも重要です。よって、積極的に質問する姿勢やコミュニケーションスキルを持っているのが望ましいといえます。
「自分から質問するのが苦手」といった場合には、事前にもう勉強するか、会社以外で質問できる環境を作っておくのがおすすめです。それこそ、SNSやオンラインコミュニティを利用するのも良いでしょう。
【失敗の体験談2】IT業界や会社に適用できず、辞めてしまう
以下で紹介する体験談のように、未経験からITエンジニアになったものの、業界や会社に馴染めず、辞めてしまう人もいます。
もちろん自分に合わないと思ったら、辞めてほかの場所を探すのも合理的です。しかし、せっかく転職したわけなので、環境に適用できるよう、工夫や努力をすることも大切だといえます。以下の事例を反面教師にして、どうすれば辞めずに済むのか、エンジニアを続けて成功できるのかを考えてみましょう。
体験談1. スキル不足から仕事ができずに退職する
よくよく考えても過去に上司から「たまに口調がきつく周囲を萎縮させてしまうことがあるので注意して」と評価に書かれたこと納得いってない
— ぐちまる (@tQAz07s5nNdWV1N) October 18, 2022
確かに退職した自称エンジニア(デザイン、フロント、サーバー、Gitすら使えない)未経験の後輩がいた
後輩と言っても自分の数ヶ月後に入社しただけ
これは第三者目線の体験談ですが、仕事が全くできずに辞めたIT未経験の後輩がいたそうです。その後輩は、基礎的なことも含めてスキルが不足しており、実務で活躍することができませんでした。そのことが原因で、先輩との関係にもあつれきが生まれ、結局、退職することになったそうです。
この事例を見ると、転職前にスキルをしっかりと身につけておく重要性がよくわかります。また未経験の教育に力を入れている会社を選ぶことも大切でしょう。事実、この事例の会社は人員が不足しており、先輩が手取り足取り教えてくれる環境ではなかったといいます。もし研修等が充実している会社であれば、「後輩」も辞めなくて済んだかもしれません。
ちなみに上記のツイートをした方も元々は未経験エンジニアですが、こちらはWebエンジニアとして立派に活躍されています。
体験談2. 「みんなが黙って作業している」雰囲気に馴染めず、退職
その後、未経験エンジニアさんは、「みんなが黙って作業してるのが無理」と結局のところ退職のご意向になってしまった。まだ決まってないけど。
— みーこ@中年Webディレクター (@mikoiswebd) October 11, 2022
Slackで会話して込み入ってきたら口頭で話す、手順は「wikiを見る」、進捗は管理ツールで共有、極力話しかけてほしくないエンジニアって普通よね
こちらも先輩目線の体験談ですが、「みんなが黙って作業している」職場の雰囲気に馴染めず、辞めてしまった後輩がいたといいます。その方は前職がサービス業であり、コミュニケーションスキルを強みとしていたことから、とくに合わなかったのでしょう。
とはいえ、IT企業の雰囲気は会社によって異なります。この会社のように黙々と作業する人が多いところもあれば、チームでわきあいあいと話し合うところもあります。後者のような企業なら、外向的な人が活躍するのに向いているでしょう。
以上より、転職活動の際には、社風までよく調べて応募先を決めるのがおすすめです。
【体験談によると】プログラミングスクールを卒業すれば年収は上がる?
さて、IT未経験からエンジニア転職を志す方にとっては、転職後の年収事情も気になるところだと思います。そこで以下では、体験談をもとに、未経験エンジニアがどのくらいの年収をもらえるのかを見ていきます。
体験談1. エンジニア転職1年目は年収が下がった
エンジニアに転職するためにスクールに授業料を払い、年収も下がった方の話を耳にした。
— へいもく2@失敗からのキャリア相談 (@heimoku2) January 16, 2021
これだけ聞くときつい話だが、元々将来稼ぐための転職であり今稼げるからではないはず。
授業料と下がった年収分を速攻挽回するために頑張るしか無い。
ただ、年収が下がりすぎなので決断は慎重になった方が良い
前職で十分な収入を得ていた場合は、エンジニア転職によって年収が下がるということも考えられます。例えば、前職で400万円もらっていたのが、エンジニア転職1年目に350万円まで下がるといったことは、十分にあり得ます。
しかし、上記の通り、未経験からのエンジニア転職は「将来稼ぐための転職」です。IT企業では平均年収の水準が高いため、順調にキャリアアップをしていけば、数年後には十分な年収が得られるでしょう。
体験談2. エンジニア転職で年収が4倍に、人生が変わる
既卒フリーターからプログラミングスクールで受講してITエンジニア転職できたので自分も使ったところ含めて無料で就職がほぼ確実なプログラミングスクールをプロフにまとめてみた
— 冬宮 (@ArdaijArarp) October 15, 2022
元落ちこぼれ年収100万バイターから20代半ばで年収4倍になったのでほんと人生変わった
この事例のように、元々の年収が高くなければ、エンジニア転職によって劇的に年収が上がるケースもあります。そのため、現在フリーターをしていてもっとお金を稼ぎたい方などにも、エンジニア転職はおすすめです。
なお、現状の年収が低めの場合は、プログラミングスクールやITスクールに高額な授業料を払うのは難しいでしょう。よって、数万円〜数十万円で受講でき、転職支援も受けられるコスパの良いスクールを推奨します。
体験談3. 年収は下がったものの、仕事は面白い
先日、同い年の友人と飲んだのですが、彼は30歳を超えて未経験からエンジニアに転職しました。ちなみにスクールを利用したとのこと。彼いわく
— れん🐑がんばらないプログラミング教育 (@renprogramming) February 17, 2020
・収入下がったけどプログラミングが面白いから不満はない
・スクールは批判されがちだけど俺は入ってよかったと思う
・彼女もできた
とのこと。良かった😃
この方の友人は、30代で未経験エンジニアに転身し、「年収は下がったが、仕事は面白い」と話されているそうです。このように、年収が下がったとしても、仕事のやりがいが上がれば、転職した価値は十分にあるといえます。
またその友人は、スクールに対しても「入ってよかった」と肯定的な意見を述べられています。未経験者の採用現場では、どうしても若い20代が重宝される傾向にあるので、彼のように30歳を超えてから転職する場合は、スクールで十分な学習指導と転職支援を受けるのがおすすめです。
なお、彼はエンジニア転職によって、プライベートでも良いことがあったといいます。それはリモートワークが普及したIT業界に入ったおかげで、ワークライフバランスが実現されたからかもしれません。
スクール卒業後も勉強を続け、徐々に成功していくのが王道
プログラミングスクールやITスクールの卒業後は、以下4つのパターンに分岐することが多いです。
- 卒業後、すぐに活躍する
- 前向きに学習を続け、徐々に成功する
- 実力不足や仕事内容に不満を覚える
- 業界や会社に適用できず、退職する
このうち、典型的な成功パターンは「2」であるため、そこを目指すのが良いでしょう。スクールを卒業してもぜひコツコツ勉強を続けてください。
また「3」や「4」のパターンを回避するには、転職する企業選び、ひいては学習指導や転職支援を受けるスクール選びが重要です。つまりスクール選びの時点で、転職が成功するかがある程度決まるともいえます。よって、まずは気になるスクールの無料体験を受け、自分に合っているか、転職成功がイメージできるかをよく確かめるのが良いでしょう。