勉強をやろうと思っているのにどうしてもやる気が起きない・・・
そんな経験をされた方はとても多いのではないでしょうか?
私自身も一時期、勉強のやる気が全く起きずに苦しんだ記憶があります。
そして「勉強 やる気 出し方」などといったキーワードで検索をして、何とか対策をしようともしました。
しかし、色々な方法を試してみましたが、結局やる気を出し切ることはできませんでした。
これは私自身、勉強に対する考え方が根本的に間違っていたというのが原因でした。
考え方を変えて、いざ勉強を進めてみると上記のように対策方法を調べなくても勉強のやる気を出すことができました。
今回の記事では、私が今まで勉強をしてきた中で、勉強のやる気を出すためにとても大切かつ根本的な考え方を伝えさせていただこうと思います。
以前の私と同じような悩みを持っていた方がいれば、ぜひとも参考にしてください。
Contents
なぜ勉強のやる気が出なくなってしまうのか
まず、そもそも勉強のやる気が起きない原因というのは何なのでしょう。
色々とありますが、代表的な原因は次のものでしょう。
原因①:勉強をする環境
みなさんは勉強をする際にどのような環境で勉強を進めていますか?
自宅、カフェ、学校、会社、とそこは人それぞれだと思います。
しかし重要なのはそこではなく、勉強をする環境に気が散る要素があるかどうかです。
これはよく言われていることですが、スマホを手元に置いておくとチラチラと通知をどうしても確認してしまいます。
そのため、勉強に集中しきれず、スマホを触るのがメインになってしまったりしてしまうわけです。
勉強するときは、勉強のためのもの以外は配置しないようにできるといいですね。
原因②:疲れ、睡眠不足
人は疲れていたり、あまり睡眠をとれていないと何の作業をするにしても集中して進めることはできません。
そんな状態で無理して勉強をしても全く頭には入ってきませんので、疲れているときや眠たいときは無理せずにすぐ寝て、起きた後に勉強をしましょう。
睡眠欲は人間の三大欲求、つまりは本能なわけですから逆らっても仕方ありません。
素直に休みましょう。
原因③:勉強のやり方を知らない
これはやる気が起きない・・・というよりは、やろうと思ってもよくわからないという方が正しい気がしますね。
簡単な例でいくと、皆さん自転車に乗る練習をした時のことを覚えていますか?
きっと、親御さんやすでに乗れている友達などから教えてもらいながら、練習をして、乗れるようになったのではないかなと思います。
これがもし、急に自転車を目の前に置かれて、「乗れるようになってください」とだけ言われたらどうでしょうか?
まず困惑しますよね。
そして、やり方がわからないなりにどうにか乗ろうとしますが、支えてくれる人もコツを教えてくれる人もいません。
おそらく乗れるようになるには、普通の人の何倍もの時間がかかるでしょう。
やる気・・・なくなっちゃいますよね?
勉強のやり方がわからないという方は、まずはわかっている人に聞きましょう。
このあたりのお話については、以前の記事でも解説させていただいています。
ぜひ参考にしてくださいね。
→「 初心者の独学ほど時間のかかるものはない!? ~学習の効率を格段に上げる方法~ 」
原因④:目標を定めていない
ここはとても重要です。
みなさんは何か勉強をする際に目標を定めていますか?
目標のない勉強はいってしまえば、「ゴールが見えないマラソン」です。
やる気、起きますか?
・・・起きませんよね。
人間はゴールがないものにやる気を出すことはできません。
目標を持ち、それに向かうことでやる気を出して活動することができるのです。
「テストで70点を取る」「資格を取得する」何でもいいので、勉強をするときはしっかりと目標を持ちましょう。
原因⑤:自分のモチベーションを理解していない
今回の記事で、私が一番伝えたいのはここです。
勉強を進めようとしている方のほとんどが「自分がなぜこの勉強をしたいのか」を理解していません。
そもそもやる気というのは、その物事に対して、モチベーションがあるからこそ起きるものなのです。
いやなことをやろうとして起きるものではありません。
例えば、ゲームが趣味の方で「好きなゲームの続きをやる気が起きない・・・」なんてなってしまう方は少ないのではないでしょうか?
読書が趣味の方で、「昨日読んでた本の続きを読む気が起きない・・・」と思ってしまう方はいないと思います。
これは、「好きなものの続きをやる」というモチベーションを持っているからこその気持ちなんです。
それに対して、勉強についてはどうしても「いやだなあ・・・」とか「さっさと終わらせよう・・・」といったマイナスな気持ちがついてしまっている方が多いです。
まずは、「自分がなぜこの勉強をするのか」を考え、勉強を「しなくてはいけないもの」ではなく、「したいもの」にしていく必要があるのです。
どうすればそんな考え方になるの?
先ほどの話を聞いて、「意識高!」と思ってしまって敬遠しそうになっている方がいるかもしれません。
しかし、この話は意識がどうという自己啓発的な話ではなく、単純に人間は「楽しいこと」をモチベーションにするので、勉強も「楽しいこと」としてとらえちゃえばいいじゃないというだけの話です。
そのために必要なこと、それは
「自分の興味のあることを積極的に勉強する」
これだけです。
自分が興味のないことというのは、どうしたってやる気が出るものではありません。
逆に言えば、興味のあることというのは気になって仕方なくなってしまうものです。
「でも、勉強に興味なんてないし・・・」となってしまう方もいるでしょう。
そもそも、勉強に興味を持とうとしたことってありますか?
例えば、
ゲームに興味のある人は色々なゲームを調べて実際にプレイします。
本に興味のある人は、色々な作家の本を調べて実際に読書します。
趣味であれば、何の抵抗もなく興味を持ち、やる気を出すことができます。
しかし、「勉強」という単語を出されてしまうと、途端にどんなジャンルでも興味が薄れてしまうという人は結構いるのです。
「勉強」という言葉に惑わされてはいけません。
本質的には、自分の趣味のことを調べているのと何ら変わりはないのです。
どんな勉強でも、まずは興味を持とうとしてみることから始めましょう。
勉強に興味を持つ方法
急に興味を持ってみろといわれても、興味を持つための方法がわかりませんよね?
それこそ先ほど説明した、「勉強の方法がわからないからやる気が起きない」現象が起きてしまいます。
それでは悲しいので、私が何かを勉強するときに興味を持つためにしていることを説明していきたいと思います。
方法①:その分野について調べてみる
まずは、今勉強しようとしていることについて、徹底的に調べてみましょう。
最新技術でもよし、歴史でもよし、実際にどのように役立つのかでもよし、
何でもいいので、その分野についてアプローチをかけてみます。
今はインターネットがあるので、そういった情報を集めるのには事欠きません。
もしも、IT関係の勉強をしているのなら、それこそ山のようにワクワクするような記事がたくさんあります。
ぜひ探してみてくださいね。
方法②:参考書以外の書籍を読んでみる
その分野について、勉強をするときに教科書や参考書のようなものを持っていると思うのですが、これらの書籍というのは、勉強に特化しているため、まだその分野に興味が出ていない人にとってはかなり眠たくなる代物です。
しかし、現在、様々な分野において初心者向けのような書籍はたくさんありますし、豆知識集みたいな書籍もあります。
なんなら漫画になっていて、とてもとっつきやすくなっている本もあり、興味を持つためにはぴったりだと思います。
参考書を読むのは、このような書籍を読んだ後に興味を持ってからでも全然問題ありませんので、まずは興味を持つことに重きを置きましょう。
方法③:実際にその分野で活躍している人に話を聞く
これはかなりお勧めです。
その分野にいまいち興味が持てない原因として、その分野についてイメージが湧いていないからというのも大きいんです。
もしも、その分野で活躍している人と話をすることができる機会があるのであれば、ぜひ根掘り葉掘り聞いてみてあげてください。
割と自分の分野の話をするのが好きな人は多いので、色々な話を聞くことができると思いますよ。
ひとまず、私が試しているのはこんなところですね。
ここまでやって、全く興味が持てないのであれば本当の意味で興味のない分野なのでしょう。
他のことを勉強することをお勧めします。
自分のためになる勉強をしよう!
なぜここまで、勉強のモチベーションを大切にすることを重要視しているのかというと、モチベーションがない状態で無理やり行った勉強は自分のためになりづらいからです。
勉強しなければならない理由には、様々な理由があるでしょう。
「テストでいい点を取るため」「上司に言われたから」「就職に必要だから」
しかし、嫌々やったその場しのぎの勉強なんて自分のためになっていることはほとんどありません。
エビングハウスの忘却曲線というものをご存じですか?
平たく言えば、その日体験したことは次の日には70%近く忘れているといいます。
みなさん、嫌々やっていた勉強って終わった後に復習することってありますか?
特別な理由がない限りはしませんよね。
つまり、せっかく勉強した内容もすぐ忘れてしまって自分の力にはなっていないわけです。
場合によっては何か月とかけて勉強した人もいると思います。
その何か月かけて勉強した内容が自分の身についていないと考えると悲しいですよね。
しかし、モチベーションをもって勉強した内容というのは、後々になっても見直すことも多く、また仕事にしている人だっているかもしれません。
そうしたら毎日使うわけですから忘れませんよね。
完全に自分の身についているわけです。
更に、仕事も楽しんで出来ているかもしれませんよね。
どうせ勉強するならどちらになりたいか、これを機に考えてみて、これからの勉強を進めていっていただけるととても嬉しいです。
これは私自身が、実際に体験して今現在も実践中の内容ですので、効果は間違いなくあります。
後は、この記事を見てくださった皆さんが実際に行動をしてくれるかどうかです。
ぜひとも、勉強のやる気を自発的に出すことができるようになっていただければと思っています!
今回の記事はここまでにします。
これからも勉強に関するコラムをアップしていきたいと思っていますので、ご期待ください!