シリーズ形式で「リーダブル・コード」に書かれている内容を要約しながら、
読みやすいコードについて学習していきたいと思います。
言語はJavaでやっていこうと思います。
第1回目の今回はリーダブルコードの「第1章 理解しやすいコード」を学習して
いきたいと思います。
理解しやすいコード
今この記事を読んでいる方にとって「優れた」コードとは
どのようなコードでしょうか。
例えば、年齢を確認して飲酒できるかどうかを確認する関数があったとして
以下のA、Bで書いた場合、どちらがより優れていると思いますか?
A
return (age >= 20)? “飲酒できます” : “飲酒できません”;
B
if (age >= 20) {
return “飲酒できます”;
} else {
return “飲酒できません”;
}
確かにAはとても簡潔に書かれていますが、
読みやすさという点で見れば、Bのほうが読みやすいという方のほうが
多いのではないでしょうか。
読みやすさと簡潔に書くこと、どちらを取るかと考えたとき、
リーダブルコードでは読みやすさを取ることが重要だと説いています。
その理由として、
1、変更を加えたり、バグを見つけたりしやすい
2、6か月後の自分や他の人がコードを見たときに理解するのに時間がかからない
3、他のプロジェクトで再利用される可能性もある
が挙げられます。
簡潔に書いたほうが行数も少なくなるので読むのに時間がかからない、
という意見もありますが、重要なのはあくまでも「理解するまでの時間を
短くすること」です。
どうすれば理解しやすいか、を意識しながらコードを書いていくことが
大切であるといえるでしょう。
次回は「名前に情報を詰め込む」について学習していきたいと思います。